- 妊娠中の長時間フライトで気をつける事は?
- どこで切れるかわからない魔の2歳児とのフライトが心配で仕方ない
- イヤイヤ期(Terrible Two)真っ只中なのにどうしよう!
「イヤイヤ期」っていつ終わるんだろう・・と白目をむく毎日でした。
英語ではTerrible Twos(魔の2歳児)、Horrible Threes(恐怖の3歳児)、と言うくらいイヤイヤ期の始まりと終わりには大きな個人さがあります。
ただでさえ大変な子連れフライトに加え、妊娠中とあればご自身の体調も含めとても不安だと思います。子供を抱っこしてあやすことも妊娠中は難しいため、何を持ってフライトに望むかはとても大事。
お子様の成長具合、性格により当てはまらないものもあるかと思いますが、どなたかの参考になると嬉しいです。
イヤイヤ期真っ盛り!ポイントは前回同様「子供のこだわりをできるだけ機内に持ち込む」」です。

こちらもイライラしてしまいちょっと強い口調で「だめ!」なんて注意した場合、ウソ泣きではなく、心折れた2歳児の本気泣きはシャレになりません。
うちの子の成長具合
- トイレトレーニングは断固拒否。1度も成功せず完全にオムツ。
- お昼寝1回、世の中の全てがイヤ
- 食べることが好き
- 私は妊娠6ヶ月。しかし「下の子ができる」ことに全く関心がない様子
妊娠中のリスクと対策

妊婦搭乗の条件を確認
妊娠中のフライトには個人の妊娠経過や体調が大きく関係してきます。妊娠時期により各航空会社が定めた搭乗制限がありますので、必ず確認をしてください。医者の診断書が必要な場合もあります。
乗換えがある方の、スーツケースピックアップ&再チェックイン。
ターンテーブルで係の人に「アシストをお願いしたい」と申し出れば次の空港カウンターまでアシストしてくれるので、ご自身は無理をせず係の人にお願いしましょう。決して重いスーツケースは持たないように!
リスクをしっかり確認する
赤ちゃんを守れるのはお母さんだけです。意識するだけでだいぶ違うと思いますのでリスクを念頭に入れて余裕を持ってフライトに臨んでください。
- 今までは順調でも、妊娠中は突然何があるか分からない
- 機内ではお医者さんにすぐ診てもらえない
- 機内では必要な対処ができない
- そもそも飛行機はすぐ止まらない
- エコノミー症候群のリスクは通常の6倍

無事産まれてくれれば「楽しかった思い出」ですが、何かあったら本当に大変です。行き先がカナダ国内、日本ではない場合より慎重に検討しましょう。
今回は祖母の葬儀に参列するための予定していない帰国でした。第一子がハイリスク出産だっただけに、今回のフライトはかなり迷いましたが、
- 安定していると言われる妊娠中期(16~27週)だったこと
- 第二子は妊娠に何の問題もなくそれまで順調に妊娠生活を送れていたこと
- 私自身もつわりなどなく普段から体調がよかったこと
- 医師からも「大丈夫」と許可をもらったこと
以上の理由でフライトを決めました。安定期でのフライトでしたが、お腹はとても大きかったです。(妊娠中約15キロ太りました)
葬儀が終わりひと段落したら一応産婦人科に行き検診を受け、帰りの便用に「張り止め」の薬を処方されました。
トイレに近い席を予約

以下を心がけましょう。
- エコノミークラス症候群になりやすいので、水分をこまめにとる
- 締め付けない楽な服装で過ごす
- マスクをして消毒も忘れずに
- トイレに1番近い席を予約
- できるだけ同じ姿勢でいることのないよう定期的に立ったり座ったりして足を動かしましょう。
娘が2歳を過ぎ「確実に2席確保できている初フライト」だったので妙にほっとしたのを覚えています。
娘の席が確保できない年齢だったら、いくら安定期でも帰国は見送ったと思います。
念には念を。東京で1泊
独身時代何度も出発遅れで東京1泊・フライト変更を経験しています。しかし子連れ妊娠中のフライトは不安が大きく、1人でこなす自信がありませんでした。
母に頼み込み東京まで迎えにきてもらい、1泊してから飛行機で地元まで帰りました。
目的地に着くまで時間に余裕をもって行動しましょう。
フライト前の事前準備
マナーについて書いてある本を読む

こどもちゃれんじ生後半年より受講しています。(こどもちゃれんじぽけっとレビュー)
マナーについては2歳でまだ早いのでは?と思っていたのですが「マナー忍者」という新しいキャラクターが物語の中で突然出てきて楽しくマナーを教えます。
- お店の品物は触らない
- 公共の場では走らない
- 人が多い場所ではお口を閉じる
などです。機内で「マナー忍者出てきちゃうからこれはやめよう」というと納得してくれる場面が多かったので助かりました。
この時期にフライトをする予定ならば動物や好きなキャラクターの本だけではなく「マナー」や「約束」といった内容の本を一緒に読むことをお勧めします。
こどもちゃれんじの無料資料請求はこちら
初めてのIpadアプリ
機内で機嫌が悪くなった場合、リスクも考えると大きなお腹で抱っこすることをどうしても避けたかったため、アプリは多めに入れました。普段触らせてなかったのでとっても興味をもってくれました。
3日ほど前から一緒にやります。思ったより難しかったり、適当に入れたアプリがお気に入りになったり。思い通りにならないと怒りだすので、確実に簡単に遊べるアプリ限定です。
可能ならば一度日本食品を取り扱うスーパーへ行く
値段は高めかもしれませんが目新しいお菓子、食べやすいお菓子が多く揃います。
私は耳抜き対策にペコちゃんの棒付き飴を購入。
周りの人への声かけ
子供が小さいうちは必ず「もし迷惑をかけてしまったらすみません」と挨拶しています。ほとんどの人は笑顔で「大丈夫ですよ」とか「何か困ったら言ってね」と言ってくれます。
実際に持ち込み・役に立ったおすすめおもちゃ

購入品
- 着せ替えマグネットシール 落ちる心配がないので楽でした。
- アジアンスーパーにてスティックゼリー、ゼリー状の飲み物購入
- シュニールと呼ばれる子供用工作針金(毛で覆われている)にビーズを通していく
ビーズを入れる吸盤付きボールもお忘れなく - 手首が光るブレスレット($1ショップで買えます)←暗いとよく光り喜びました。
- stickerbook 1歳半のフライトでは私の腕に貼っていましたが、2歳半ではノートに貼る様に。
- Water Mat Drawing Toy Travel Doodle Board Scribble Board
上記購入品+機内持ち込みグッズを用意。それ以外に持ち込んだものは以下です。
- 耳抜き対策、初めての飴なら棒付きがいいと思います。
- こどもちゃれんじぷち教材DVD、「おしゃべりえほん」、はてなんだくん、はなちゃん
- Ipad
- スティックアロマ
妊娠中は匂いに敏感で、機内のにおいが気になりました。レモン系のスッとする匂いを気分転換に持ち歩いていたので、持っていてよかったです。

失敗した事
娘が寝がえりでイスから落下!
行きは満席でしたが、帰りの東京~トロント便は3席使う事ができました。夕方発なので娘は2席使って爆睡。やはり夕方発は大変さが雲泥の差です。
ただ私は妊娠中ということもありトイレがとても近く「トイレが自分の席の真後ろ」という安心感から娘を置いてささっと一人でトイレに行っていました。
隣の方に「トイレに行きたいのでもし娘が起きて私を探したら、すぐ戻るから大丈夫と声掛けしてもらえませんか?」とお願いしていました。こういう時、事前に声掛けをしておくと、快く助けてくれる方がほとんどです。
何度目かにトイレに立ったら、娘が大泣き。なんと寝がえりしてシートの下に落ちていました(涙)シートベルトはしていたはずなのに。ゆるくしすぎたのか、自分で取ったのか・・・。
申し訳ないと思わず、CAさんを呼んで隣に座って子供を見ていてもらうべきでした。
たまたま持っていたスーツケースの幅が奇跡的に足元の幅にフィットし、その後の数時間は寝がえりを打っても落ちる事はありませんでした。これを機にフットレスト購入を決めました。
ベビーカー使用は予約者のみ
日本ではカナダから持ち込んだ私物のベビーカーを、チェックインカウンターで預けるよう言われました。
次のゲートまでの移動にベビーカーを使用したい場合はJAL、またはANAで事前予約をしなければならないみたいです。これは私の不手際でした。空きがあれば貸出してくれますが、私の時は空きがありませんでした。
大きなお腹と重たい荷物にグズグズの2歳児。東京で1泊したため母がいたので本当に助かりました。機嫌直しにコンビニで娘の気に入るものを買えたのはよかったです。
おすすめ!帰国前にやっておくと助かる事

必須!チャイルドシート・ベビーベット・ベビーカーレンタル
前回からの引用ですが大事な事なので繰り返します。
必ず適正年齢のチャイルドシートを知人から借りる、もしくはご自身でレンタルしましょう。
帰国の度「チャイルドシートなし=車の乗車拒否」を貫いてきた私。今回ももちろん自分で準備しました。
子供のしつけは「継続」です。
友人達に「チャイルドシートにちゃんと座ってえらいね」とこの時期よく言われました。でも果たしてそうでしょうか?
カナダではチャイルドシートは必須。「付けたいか・付けたくないか」なんて聞いていないんです。問答無用で「車=チャイルドシート」が産まれた時から徹底されている為、イヤイヤ期だろうが、なんだろうが多分海外で育っている子供は「チャイルドシートを嫌がる」ことはないと思います。
日本では「たまにつけて」「たまにつけない」。これではイヤイヤ期に絶対うまくいきません。
滞在中、私だけがあまりに厳しく言うので「うるさい親」「めんどくさいやつ」と思われていたでしょう。
でも再度言わせてください。あなたのお子さんを守れるのはあなただけ。

独身時代、チャイルドシートに座らず泣きわめく子供を運転席の膝に乗せ、授乳しながら運転した知人がいました。今考えると恐ろしい!
レンタルならばそんなに値段はしません。こちらで帰国前に用意しておきましょう。
私が使用したのは下記Combiのもので、360度回転します。1歳を過ぎると正面を向いて座るタイプも増えるので選択肢が増えます。
妊娠中でベビーカーは必須でした。小回りの利く小さめのベビーカーもレンタルしました。
喪服・礼服・マタニティドレスレンタル
上記でも書きましたが今回は祖母の葬儀がメインの帰国。お腹はパンパン。
子供の分も合わせてレンタルサービスがあり助かりました。パートナーの方と参列する場合もちろん男性用もあります。当日はバタつきますので、事前に用意しておいてよかったです。
また、この時期友人の結婚2次会パーティーがあり近場だったので参加しました。授乳もできるかわいいマタニティドレスをDMM.comファッションレンタル!でレンタルしました。

DMMでは七五三やお宮参りの服もレンタルできます。スタジオで写真を撮るのは高いし、室内でじっとしていられない・・・なんて方は服だけレンタルしてご自身で撮るのもいいですね。
子供に合ったおもちゃ・生活用品の購入
助けてくれる人がいるならこの時期からはトイトレを意識してトイレ用品を揃えておくのもいいかもしれません。おはしの購入もお勧めです。
次女は「日本ではここでおしっこするんだよ」と到着日からかわいいトイレシートを用意しておき、トイトレがとても速くスムーズにいきました。(長女は赤ちゃん返りと重なって長い間オムツでした)
コンビ公式オンラインショップ【コンビショップ】の商品は「ザ・赤ちゃん用品」といった感じ。日本の木製でやさしい手触りと表情のものが多く、改めて産まれてくる子供用に購入しました。

自分の服を数点購入
妊娠中に日本に帰れて妊婦服の買い物ができた事が個人的に後々とても役立ちました。カナダでも妊婦服は買えますが可愛いと思う物はものすごく高かったり、サイズがとてつもなく大きかったり。第一子の時は仕方なく大きめの服を購入していましたがやはり使いにくいし産後は着れません。
妊娠中・後でもかわいい服が着れる!のは気分がいいです。そして十分「妊婦服」だけでなく「授乳服」「普段服」として使えるかわいい服がそろっています。

こちらで買った服は色んな人に「どこで買ったの?」と聞かれ、後々妊娠したカナダ人にあげたらとても喜ばれました。妊娠中は縫い目が気になるくらい肌が敏感になりましたが、こちらの服は問題ありませんでした。生地もしっかりしています!
長時間のフライトの疲れ、子供の体調、子供の生活ペース、時差ボケ、葬式、妊娠中で体が動かないということで、あまり買い物には行けなかったのでネットショッピングが主でした。
特に今セールになっている「抱っこ・おんぶOK!超軽量 撥水キルティングママコート 産前産後兼用」コートは今でも着れます。真ん中の赤ちゃんが入る部分を取り外せば普通のコートです。通常¥14,080が今セールで¥9,851になっています。
本当にお勧め!


まとめ
帰りの空港では父が冗談で「私はあまのじゃく」というTシャツ買うくらい(全然笑えませんでした(笑))とにかく世の中のすべてが気に入らない娘。そのくらい何でも「いやいや」でした。
とにかく機内では地雷を踏まぬよう確実に好きな物だけ持ち込みました。
余談ですが初めての飴ちゃん・・・相当おいしかったみたいで、翌日の祖母の葬式中も「静かにしていてね」と渡した飴に大興奮。ボリボリ音を立てて飴を食べ「おいし~ね、この赤いのおいし~ね」と飴のおいしさを伝える事に必死で、周りに大迷惑だったため即退室しました。
おばーちゃん、ごめんね。最後に会えて嬉しかった。後ろの方からそっとお別れをしました。
海外にいると大事な人の冠婚葬祭に立ち会える機会がぐっと減りますので、祖母の葬儀に立ち会えたのは私にとって大きなことでした。
次回は3歳イヤイヤ期と乳児2人の飛行機対策です。