- 最近では大人びてに親にまとわりついてくることも少なくなった。どんな気持ちで子育てをしていたのかを形に残し「伝えたい」
- ハーフバースデーに記念になるものはないか
- 私に何かあった場合、「今」の私の気持ちを残せるものが欲しい
- 日本語で世界に1つだけの物を送りたい
毎年の「誕生日・クリスマス」、毎年でなくても特別な何かを贈りたいと思う「入学・卒業・ハーフバースデー」
プレゼントを贈る機会はたくさんあるけどマンネリ化・・・そうじゃない!
何か特別な、ずっと心に残るものを贈ってあげたい・・・そんな風に強く思っていた時に出会ったのがシカケテガミ。


なぜ「シカケテガミ」なのか
そもそもなぜ「自分の想いを形に残したい」と強く思う様になったかというと義母が余命宣告されたことがきっかけです。(いきなり暗くてすみません)
ドラマでしか見る事のなかった「大事な人がいなくなるかもしれない」世界が目の前に。
「孫の成長をもっと見ていたい・だから生きたい」と彼女は言いました。
子供達も世界で一番好きな人は「グランマ・グランパ」と答えてもおかしくないくらい理想的な「孫と祖父母」の関係をこれまで作ってきました。
子供達にとっていつか祖母がいなくなることは悲しいけれど、
あんなに大好きだったのに
こんなに大切に思っていたのに
その「大事に想っていたもの」をこれからの成長過程で子供達はどんどん忘れていくでしょう。
これがきっと現実。
ずっと覚えていたいと思っても、今一生懸命抱えている「大事なもの」を気づかないうちにこれから落としていくのです。
そしてその対象が「私」だったら?すごく怖い。
私がどんなに愛しているか、どんな想いで育ててきたか、
今後何があるにせよ、自分にできる形で「想いを残したい」という強い思いを持つきっかけができました。

日本ではメジャーではないかもしれませんが、夫婦同時に何かあった場合の「遺書」も既に弁護士を通して作成してあります。これも親としてしてあげられることの1つだと思っています。
海外在住なら尚更お勧め!工夫されている手紙絵本!

でも海外在住だしうちの子日本語がそんなにできない・・・ちゃんと理解できるかな。

大丈夫です!日本語が完璧である必要なし!「日本人である私」が「日本語」で残す想いのこもった1冊です。
1ページ2~3行の簡単な文章

十分英訳できる内容です。漢字はあまり使われていません。簡潔に、でも涙なしには読めない内容となっています。
年齢によっては文字や漢字に改めて興味をもつかもしれません。母親から「自分だけ」に作成された本なら尚更!
例えば、
「でも、しあわせはひとりでは手にいれられないものなんだって、おとうさんにおしえてくれたのは○○ちゃんです。」(原文のまま)
などです。
「手」は1年生の最初に習う漢字ですので、途中で日本語学習をやめたお子さんが対象でも思い出しやすいし、読みやすいと思います。
漢字には送り仮名がついている
難しい漢字は使用せず全ての漢字には送り仮名がついています。ひらがなしか分からなくても読める1冊です!
それでも心配なら事前に英訳を書き込んでも、それはそれで「お母さんの手が入った」特別な1冊に。
自分の名前・自分の顔・母親の顔。優しいタッチの絵が印象に残る

私は絵がとっても苦手。かといって長い手紙を書いても子供が相手では嫌がられる可能性大。
「英語・日本語」に関わらず心情的部分は年齢によって理解が難しくても「親と自分のイラストが載った本」は本当に特別。
優しいタッチのイラストを是非1度見て見てください。

私と娘は同じ個所に「ほくろ」があるのですが、絵本でも同じ個所にほくろを付けてより親近感がでました。肌・髪の色が選べますので国籍を問いません。
最後のメッセージ8行は自分で好きな事を書ける

最後のページは自分で好きなメッセージを書き込めます。
半分はパートナーからのメッセージにしても面白いと思います。
この文章部分はシールで隠されている為「いつか」お子さんが開けて読むことを楽しみしておく「タイムカプセル」的な使い方もできて楽しみが増えます。
メッセージはひらがなで書いてもよし!全て英語にしてもよし!
とにかく「生まれてきてくれてありがとう」「あなたの事だけを考えて作ったんだよ」「愛してる」が前面に伝わる「あなた」と「その子だけ」の特別な1冊です。
作成は簡単!ハーフの子供の顔立ちも完成!
男性の場合、改めてパートナーへ手紙を書くなんて恥ずかしくてとても時間がかかってしまうかもしれません。
送る相手は
- 男性→女性(プロポーズ・記念日・出産祝いなど)
- 父親→子供
- 母親→子供の3パターンです。
「女性→男性」「子供→親」パターンは2021年時点では”coming soon”となっています。
結婚の時など親へ手紙を書くの恥ずかしかった記憶があります。「子供から親へ送る1冊」なんか出来上がったら素敵ですね。
私は母親→子供を選択。
基本情報で「配偶者・祖父母の有無」など聞かれます。
「有」ならば送り主はあなた(母親)でも父親がちゃんと絵本内に登場します。選ぶページによっては「祖父母」を入れる事もできます。
うちの子の成長にとって祖父母も欠かせない存在なのでグランマ・グランパも登場させました。呼び名も「おばぁちゃん、ばぁば、ばーちゃん」など自分で決められます。
顔パーツでは「眼鏡・輪郭・髪型」だけでなく「肌・髪の色」を選ぶ事ができハーフの子でもより実物に近い感じに出来上がります!このオプションがなかったら購入しなかったと思います。

登場する父親は「ひげ」も選べます。
敢えて言うなら「目の色」も選べるともっとよかった!
ストーリーを選ぶ
所要時間15~20分くらいでメインページの5ページを選びます。
たくさんサンプルページがありますので、どんな出来上がりになるか想像しやすいです。
男性→女性
「ボクの人生最後の晩餐は、ハナちゃんがつくるナポリタンと決めています」 (原文のまま)
親→子供
「あたりまえの毎日は、この先もずっと、あたりまえにつづくものだとおかあさんはおもっていました」「でも、そんな日々にはいつかかならず終わりがくると知ったから、おかあさんはかけがえのない「今」をかみしめるんです。」(原文のまま)
↑この文章は私がこの本を作ろうと思ったきっかけをそのまま言葉にしてくれた1文です。
選んだ5ページ以外が気になりますよね。しかし後々選んだ5ページの内容変更をしても、そのページ以外は全て同じ内容となりますので、全体の内容は気にせず主要5ページをしっかり選ぶといいです。
違うページを選んだから本の内容がおかしくなる、ということはありません。

プレビュー時点でティッシュのご用意を!自分の本ですが涙なしに読めません。


適正年齢は?
イラストの感じは「赤ちゃん~幼稚園時代を振り返ったもの」
文章内容的には「幼稚園~小学生」
ただ心情的な部分を読み取り、本当に理解できるには「高学年~中学生」といった感じで幅広いです。
年齢によって感じ方が違ってくるのもおもしろいです。
小さいうちから読みきかせれば内容は難しくても「自分の本だ」という認識はできます。そしてそれは宝物になるはずです。
もう少し年齢が上のお子さんも最終章は「シールで隠されたメッセージをいつか読む」タイムカプセル的な仕掛けがあります。年頃になった「未来の子供へ」メッセージを残すことができます。
とても丁寧な対応

実は作成過程で「あれもこれも」と悩んでしまい主要5ページを決める時何度もやり直してしまいました。
本の中に好きな作成年月を入れる事ができるのですが(私は今年のクリスマスにしました)プレビュー時点で希望の日にちが入れられないまま支払いとなり不安でした。その旨メールで伝えるととても迅速・丁寧に対応してくださいました。
そして何度もやり直したため「本の内容も不安だ」と伝えると、丁寧に中身の確認もしてくださいました。
「大切な1冊を満足してお届けしたい」というスタッフの方の想いが伝わり、安心してお願いできました。
注文から1週間で発送、5日後には自宅に届きました。そこからカナダには郵送で2週間。
今年のクリスマスプレゼントは思い出に残る1冊が贈れそうです。
あったらいいな
作成中にも涙が出てくるこの1冊。子供以外にもコロナで中々会えない中「大切な人に大切な思いを伝えたい」気持ちが高まります。
子供1人に対してだけではなく
- 「親→兄弟・姉妹」など親から兄弟2人・3人に向けての1冊
- 「友人→友人」なかなか会えない親友へ
- 「姉→妹」結婚で遠く離れてしまう姉・妹へ
- 「叔母→姪」個人的には大好きな姪っ子に遠くにいても大好きな気持ちを伝えたい
などもっとバリエーションが増えると素敵だなと思いました。
今年のクリスマス、大切な人への1冊をシカケテガミでプレゼントするのはいかがですか?私は大満足の1冊となりました!

