3か月経ってやっと売れました!
進まない値段交渉
売ろうと決めてから3か月経過。実際に見に来た3人全員に前方にあった傷を指摘され、中々話が進まないため修理に出し傷部分を修正しました。
かかったコストは$160
修理した事を告げるとその中の1名が「もう一度見に来て気に入れば$9,000でオファーしたい」と言ってきました。
$9,250までしか下げられないというと、間をとった$9,100でどうかとオファーがあったので受けることにしました。
もう少し粘ってもよかったかもしれませんが商談相手が
- 大学生になる子供の初めて車購入に付き添っているご夫婦だった
- 子供とのやり取りではなく父親とやり取りしていた
- 後々トラブルになりそうな事を言ってこない
- ちゃんと話ができる相手であった事が大きいです
デポジットのお願い
交渉成立したら、デポジットをお願いします。現金で$500受け取り商談成立。その後Autotraderのウェブから自分の広告をはずし、受け渡し日を決めます。
今までは父親とのやり取りでしたが、デポジットは息子さんが持ってきました。
残りのお金に関しては不渡りになると困るので「小切手は受け取りません。CertifiedCheckでお願いします」と彼に言うと「現金でもいいか」と聞かれたため「Yes」と答えました。
なんとなく頼りがいのなかった彼。
「交渉相手が途中で変わる事はできれば避けたい。最終確認の為にも受け渡し日にはずっと交渉相手であった父親を連れてきてほしい」とお願いをしました。
この直感に後々救われます。

根拠はなくても「何だか後々問題になりそうだな」「そうなった時この人と話ができなさそうだな」という感覚は大事です。
Safety Standard Certificate取得

Safety Standard Certificateは買い手に渡す書類の1部であり、これがなければナンバープレートをつける事ができません。
新しい登録にあたり有効期間が36日程度なので交渉成立してから車を持って行きます。
ここでもかかる予想外の費用
後ろのシートベルトの不具合とワイパーの取り換えを指摘されました。こちらは通勤用に使用していたもので、後方はほぼ誰も座っていないはずなのにシートベルトの不具合。でもこの審査を通過しなければ車は売れないのでもちろん修理に出します。その為引き渡しを3日遅らせました。
- Safety Standard Certificate取得費用$100
- シートベルトの不具合$300
- ワイパー交換$100
ここにきて$500の出費です。
引き渡し・お金のトラブル

大学生の彼がどうやってこの車のお金を捻出したのかはわかりません。
「現金でもいいか」と聞かれて「Yes」と答えたのは私ですが残り$8,600全て現金で持ってくるとは思いませんでした。しかもほとんど$20で。

上司がよく「あなたの常識が必ずしも他人にとっての常識だとはかぎらない」と言っていたのを思い出した瞬間でした。
現金が足りない
これだけの現金を外で渡されげんなりし「家の中で数えてくる」と言ったのは私です。
数えたら$1,000足りません。でも「私が抜いたかもしれない」可能性を否定することもできない状況に正直「やられたなー」と思いました。
息子相手ではなく、父親に「足りないんだけど家の中入ってください」と強めに言いました。
内心個人売買を強く後悔した瞬間です。
もう一度3人で数えなおし。やはり$1,000足らず(だんだん腹も立ってきて)「銀行でおろした明細見せてください。なければ明日一緒に銀行に行くのでいくらおろしたか聞きに行きましょう」といったら、大学生の彼のポケットに封筒に入った$1,000が入っていました。
「エキサイトしすぎて、入らなかった現金を別封筒に入れていたのを忘れてた。本当にごめんね」と言われましたが本心は分かりません。父親にも何度も謝られました。
きちんと数えず、彼らが去った後「足りない」と文句を言っても信用してもらえなかったでしょう。
相手が悪ければ「私がウソをついてる」と言われまた違う問題に発展していたかもしれません。
現金のやり取りならその場で、相手のいる前で数えてください。
やはり「きちんと話が通じる相手とやり取りする」事の重要性を感じました。
実際にお金をやり取りする際は、最後まで気を抜かないで!
売りに出すまでにかかった総費用
準備にかかった費用
- UVIP取得$20
- 車内清掃$150
- ブレーキ・オイルチェンジ$518.08
広告を出してからかかった費用
- Carfax report$55
交渉後かかった費用
- 傷修理$160
- Safety Standard Certificate取得のための修理$500
約$1,403の出費となりました。
実際に売ってみた感想

結果的に色々と勉強になり、満足しています。
しかし自分が売り手側の場合、英語力・交渉力に自信がないのであればディーラーとトレードする方をお勧めします。用意する書類も、自分でメンテナンスする必要もありませんので時間がかかりません。
個人売買だと相手も強めに交渉してくる印象です。かかった時間と実際に得たお金があわない場合が多いのが個人売買だと感じました。
相手側も警戒心をもって車を買います。「日本人なら信頼できるから安心」「日本人は綺麗好きだ」などと言われ、売り手が日本人であると分かると喜ばれることが多かったですが、実際私が日本人で女であったため「そんなに強く言ってこないだろう」「押しに弱いだろう」と思われ足元を見られたのは確かです。
読んでいただいてありがとうございます。

最後に保険会社に電話して保険をキャンセルすることをお忘れなく!