最悪だったフライト経験③~ハーグ条約渡航同意書の大切さ~

ハーグ条約渡航同意書
  • あなた1人で子供を連れて帰国する際、パートナーの渡航同意書が必要だと知っていますか?
  • 国外への子供の連れ去りを阻止!

海外在住者ならば知ってて当然のこの条約。

国境を超える際は空路でも陸路でも準備しておくべき書類です。毎回ではありませんがこの書類、出入国手続きの際に提示を求められることがあります。

もしこの書類をもっていなければ・・・大変なことになります、私の様に。

ハーグ条約とは?

あなたが子供を連れて出入国することにもう一方の親が同意している事を示す書面です。

1980年に採択されたハーグ条約は、国境を越えた子どもの不法な連れ去り(例:一方の親の同意なく子どもを元の居住国から出国させること)や留置(例:一方の親の同意を得て一時帰国後、約束の期限を過ぎても子どもを元の居住国に戻さないこと)をめぐる紛争に対応するための国際的な枠組みとして、子どもを元の居住国に返還するための手続や国境を越えた親子の面会交流の実現のための締約国間の協力等について定めた条約です。日本人と外国人の間の国際結婚・離婚に伴う子どもの連れ去り等に限らず、日本人同士の場合も対象となります。

2014年4月1日に日本が締約国となって以来、外務省(日本の中央当局)では、ハーグ条約に基づく返還援助申請及び面会交流援助申請の受付・審査や当事者間の連絡の仲介、外務省の費用負担による裁判外紛争解決手続機関(ADR)の紹介、弁護士紹介制度の案内、面会交流支援機関の紹介等の支援を行っています。

外務省 https://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html

持っておくべき書類

書類

下記書類を空路問わず移動の際はいつも準備しておきましょう。

両親が子供と同行する場合審査対象にはなりませんのでハーグ渡航条約は必要ありません

片親渡航の場合

  • パスポート
  • PRカード
  • ハーグ条約渡航同意書
  • 出生証明書コピー
  • 婚姻証明書コピー
  • パートナーのパスポート・運転免許コピー
  • パートナー勤め先名刺

相手と別居・離婚または死亡している場合

  • 法的文書コピー
  • 裁判所での判決コピー
  • 教育権について書かれている判決コピー
  • 死亡証明書のコピー

親以外との渡航

  • 両親、親権者の渡航同意書
  • 両親のパスポートコピー
  • 両親の身分証明書コピー
  • 一筆書いたサイン入り証明書

これらは最低限用意すべき書類です。

noi
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友人家族と買い物のため車でアメリカ側へ子供だけが渡る際、書類を持っていなく問題になった人がいます。

これらの書類の提示は義務ではありません。

入国審査に関しては正直審査官のさじ加減ひとつというのもあると思いますが、審査をスムーズに行うためにも審査官が少しでも疑問に思わない努力をこちらもする必要があります。

娘と帰国した最初の2回、娘の出生証明書の提示を求められました。もちろん、ハーグ条約渡航同意書も毎回持っていましたが、それまで聞かれたことはありませんでした。

準備はいつも完璧なのに

どうしてその時に限って渡航同意書を持っていなかったのか

(そしてどうしてその時に限って聞かれるのか・・・)

それはその時のフライトが初めて主人も同行した帰国だったからです。家族でカナダを出国し、主人は1週間だけ、私達は1か月日本に滞在し、カナダに入国。

「片親で海外から子供達を連れてきた」状態であることに危機感がありませんでした。

・主人がいる=同意書は不必要

そしてそれは

・出国時だけに必要な物=なぜなら子供を連れてカナダに帰ってきてるんだから

と勝手に解釈してしまっていたのです。

そして別室行き

責める男の人

普段PRカード保持者は自身で申請を行うブースに行きますが、ランダムに選ばれた人は違う方向に並ぶ様指示される事もあります。

私はそこでハーグ条約同意書の提示を求められました。こんなことは初めてです。

「持っていません、でもこうしてカナダに帰ってきてます。今から主人の元に戻ります」と言いましたが、審査官の答えはNo

主な会話です。

「同意書が必要なのは知ってるか」→はい

「ならばなぜ同意書を持ってないのか」→カナダ出国時主人が一緒にいたから今回は用意しなかった

「その証明は?」→Eチケットは親子分しか記載がありません。証明できません。

「旦那の名前は?」→パスポート、婚姻証明書、運転免許コピー・会社名刺提示(持っていて本当によかった)

「同意書は入国にも必要な物」→出国の時にだけ必要な書類だと思っていました。でも現にカナダに子供を連れて帰ってきてるので必要ないと勝手に判断していました。

「カナダに戻っても旦那の所に戻るとどう信じられる?」→到着口で主人が待ってます。

「旦那ではない他の人があなたを待ってたら?」→電話してください

「その人があなたの旦那だと私にどうしてわかるの」→「・・・・」

ともはや尋問でした。

英語に自信がない方は、しっかり説明できなければもっと拘束されるかもしれません。また提示された他の書類がなければよりややこしい事になっていたと思います。

ちなみにこれは最悪だったフライト経験①~子供の急な発熱~の続きであり、最後は

「今回は私の不手際で私が100%悪い。次回から必ず持ち歩きます。でも今は娘の体調が本当に悪いんです。お願いだから主人を連れてきて免許書みるなりして納得いくまで話してください。とにかく娘を早く連れて帰りたい」と懇願して、やっと解放されました。

noi
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車イスでも容赦なし

まとめ

今後国際結婚を考えている方も、婚約前に一度このハーグ条約の意味を考えてみるといいかもしれません。「離婚したら日本に帰る」という選択は子供がいるとそうそう簡単ではなさそうです。

もし質問がある場合お近くの日本大使館にお問い合わせください。

皆さんは是非、必要書類をしっかり揃えて出入国なさってください。

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