
ただでさえコミュニケーション取りずらいこの時期に色々つめこんで大丈夫?

とにかくたくさんの日本語を浴びせる「量」で勝負できるのはこの時期だけ。この時期を過ぎたらすぐに「何を、どうして、どんな風に、どれだけ」教えていくのかという「質」という難しい問題にすぐ切り替わります。
結論→まだまだおもちゃやキャラクターで興味を簡単にひける0-4歳までに徹底して日本語をやっておいて損はなし!
日常生活の中で「日本語が当たり前」の状態にしておくと、子供にとって幼稚園・小学校に入ってからの日本語学習が楽になります。
最初は頑張っていたのにだんだんと「他の習い事が優先になる」「モチベーションが下がる」なんてこともなくなります。
乳幼児期に行った日本語教育。この頃の比率は日本語:英語=9:1
これは私個人がいいと思って取り組んでいる事であり、何かの教育方針に従ってる訳ではなく学説的根拠はありませんのでご了承ください。
どんな問題が予想されるのかご自身の家庭環境と比べて準備をしていく参考にしてください。
0-4歳・幼稚園入学前まで徹底した事
家の中は「日本」

テレビ・本・音楽・おもちゃ・目に入るもの、聞こえてくる音全て日本語で統一し、できる限り「家の中は日本」の状態を作りました。
毎日使う車の中で聞くCDももちろん日本語です。
日本語で年齢にあったものを購入するのが海外では難しいためこどもチャレンジ一択。
こどもちゃれんじは月ごとに届くおもちゃ、DVD、本の中が3つとも連動しており見る度「私もこれ持ってる!」が多くDVD内では上手な遊び方も覚え本当に楽しく学びました。
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出てくる問題点

2か国語取得の為?1歳半の検診で言語の遅れを指摘され専門家への受診を勧められるケースがあります。
うちもその一人。1歳半検診で
- 顔のパーツを指差しできるか
- 簡単な単語を指差しできるか
- 英単語を5~10語言えるか
- ストローは使えるか
という部分で引っかかり言葉の出が遅かった。
しかし普段の生活から話す言葉は遅くても、しっかり両方の言葉を理解していましたし、親としては特に心配していませんでした。
「バイリンガルだから」でなくとも1歳半では「しっかり歩くorよちよち歩き」「3食食べるor全く食べない」「人見知りor自己主張する」等成長にものすごく個人差がある時期なので、普段成長の様子を誰よりも傍で見ている親の判断を大きく信じる勇気も必要だと思います。
心配ならばデイケアの先生、お友達のお母さんなど普段自分達以外に見てもらっている方の意見をききましょう。
言語発達以外にも何かひっかかるなら、専門医に診てもらう必要がでてきますのですぐに相談してください。
専門家に診てもらうにはどこも「半年待ち」というのが普通のカナダ。うちも念のため予約を入れましたが「8か月待ち」。
そして受診する頃には英単語も増えファミリードクターも「大丈夫だろう」とのことだったので、結局専門家を受診することはありませんでした。結局すぐは診てもらえないと思いますので、予約だけ入れておいてお子さんの様子を見るのがいいと思います。

2,3歳としゃべるようになっても出てくる言葉はほぼ「日本語」でした。たまに預かってくれた義理両親は逆に娘がよく話す日本語を覚えたくらいです。ここで無理に英語を話させたり、嫌な顔せず暖かく見守ってくれたことに本当に感謝です。
NHK教育番組をみれるようにする
- こどもちゃれんじべびー(生後半年から)も受講していたが本格的なDVDなどが送られてくるのは1歳のぷちから
- 私自身はTVを見る暇がないが子供に「日本語の歌番組」を見せたかった
- Netflixやアマゾンなど日本の動画視聴の選択肢はあるが幼児向けは少ない、というよりほぼない。
- 単発的な物ではなく、「長く」親子で楽しめるシリーズの物を探していた
- 安心して見せられるもの
上記の理由からNHK教育番組を子供のために視聴していました。
日本語の歌、季節の風景、行事、体操もありやはり長年愛される番組なだけあって大満足です。
今では様々な日本の番組を色々な方法で視聴することができますが、やはりこの年齢に合った番組を見つけるのは難しいです。そしてYoutubeなどで見れるNHK番組ははまだまだ少ないです。
気に入ったものを何度も見たがる年齢なので、毎日録画して安心して見れるものを選びました。
「おかあさんといっしょ」では毎月決まった歌を毎日歌うのですが、一緒に歌を歌えるのは本当に楽しかったです。
娘は8歳になった今でも当時の好きな歌を歌います。

「お姉さん」や「メインキャラクター」の移り変わりを夫婦で楽しめたのもいい思い出です。
がらぽんTV
私が使用したのはガラポンTVというもの。日本でモデムの設置が必要となるためご自身が帰国した際、もしくは簡単な設置なのでご実家に郵送しどなたかに繋げてもらうといいかと思います。
- ご実家の地上波デジタル放送のアンテナ・LAN環境を確認
- 初期費用0円、月額1250円(税込1375円)のガラポンTVプレミアムプラス(レンタル)に申し込み(今なら2か月無料使用キャンペーン中)
- ガラポンTV設置に必要な付属品(アンテナケーブル、アンテナ分配器、LANケーブル等)が届く
- クイックガイドを参考にして、ガラポンTVにアンテナとLANを繋いで電源を入れて完了

つなぐだけですので、IT知識がない方でもできると思います。海外での視聴はもちろん、帰国の際もレストランや渋滞にはまったときなどに視聴できて助かりました。
海外赴任者向けのプレミアムプラスはこちら→がらぽんTV
がらぽんTVを購入することもできます。
その際はがらぽん「TVプレミアムプラス」ではなく「がらぽんTV」にお申し込みください。
余談
日本を離れ子育てすることは容易ではなく身近に頼れる人も友人もいない中、当時育児鬱に陥っていた私を救ってくれたのは「メダルあげます」という歌です。
頑張ってくれるお弁当箱やお日様に「メダルをあげる」という単純なこどもの歌。

「お母さん」の番になったらどうせ「ご飯作ってくれたり洗濯してくれたりをありがとうって言うんでしょ」と悲観的に見てました。
でも歌詞は「今日もいっぱい笑顔をくれました。だからメダルあげます」でした。
- こんなに色々してるのに、笑顔でいる事に金メダルもらえるんだ。
- 隣で笑ってればいいって事?
- 私はこの子達に笑顔を見せてるのかな。
と、とても大事なメッセージをもらった忘れられない1曲です。こんな子供の歌ですが、涙が止まらないくらい心に響きました。
育児中の方、是非聞いてみてください。
注意:オリンピックやスポーツの大会などがあるとその時間帯が全て違うもので録画されている事があります。番組表を確認してください。
日系の幼稚園の選択肢
日経幼稚園の選択肢があれば間違いなく入れていたと思いますが、私のエリアではありませんでした。
ひらがな、カタカナの積極的取入れ

3,4歳から始めました。幼稚園が始まると、1日のほとんどを英語で過ごす毎日が始まります。今までの様に時間に余裕もなく、これからの学校生活で「日本語勉強」の優先順位が下へ下へと下がります。
「ひらがなが読める・かける」ことで子供のモチベーションキープと自信をつけてあげることが大事だです。
早めに文字に触れ、ゆっくりでいいので練習し始めましょう。
うちの子の場合、いざ学校が終われば疲れきっていてグダグダ。帰ってきてからやろうと思っていたひらがな・カタカナ練習をする体力などとてもありませんでした。早めに始めておいてよかった!
幼稚園でひらがなのお手紙を書いてきてくれて、とても喜んだら頻繁にくれるようになりました。
赤ちゃん言葉を使わない
ワンワンを「犬」ニャーニャーを「ネコ」だと覚えなおすスペースがあるなら違う単語を覚えてほしいと思ったのと、単に教え直すのが二度手間だなと思ったからです。
ねんね(寝る)、ちゃっぽん(お風呂)、ピョンピョン(うさぎ)、ブーブー(車)などは使わず最初から大人の話す言葉を使っていました。
普段から母親が英単語を使わない

些細な事なんですが、
- アップル→りんご ウォーターメロン→スイカ
- ブラウン→茶色 グリーン→みどり
- メール→お手紙、荷物 メールボックス→郵便が届いた
- スイミングスクール→水泳教室 ジムクラス→体操教室
- リーディングクラス→図書館へ本を読みに行く
- プレイグループ→お友達のお家に遊びに行く
- バイク→自転車
と日本語でも意味が通りますが敢えて私が言いなおしていました。娘に言いなおしはさせていません。しかし私が言い換えるとそれをマネして使う様になります。
まとめ
4歳の時点で日本語:英語=9:1という感じで日本語の方がだいぶ強かったのです。日本語ではスラスラ言える事も主人には片言の英語で一生懸命伝えていて「父親は英語を話す人」という認識がついていました。
誰が教えたわけでもないですが、自然と「母親には日本語・父親には英語」としっかり使い分けて話ができていました。
